雪なんて大嫌い…諭吉さん さようなら


あ?ぁ…やってしまいました。
この一ヶ月ほど三味線のお稽古をさぼっていました。
さぼると腕が落ちるのはどの楽器も同じ。
…でも、三味線は「皮が破れてしまう」という恐ろしい事があるのです。
もちろん、毎日お稽古をしていても破れる時は破れます。
でも、しまったままにしていると破れる確率が高くなるのです。
湿気にとても弱いのです。
何が恐ろしいっていうかというと、皮を張り替える料金がとても高いのです。
安くても1万円は軽く越えますし、年々値上がりしています。
でも、張り替えないと楽器として使えません。
とんでもない出費になります。

おさらい会のお稽古をしなければいけないのですが、楽譜をだすもののそこまで先に進みません。
今回の曲は古曲・江戸時代に作られた曲です。
て音符ではなく数字を使って縦書作曲と同時に楽譜をかく西洋音楽と違って古曲には楽譜はありませんでした。
楽譜が作られたのは50年ぐらい前からだと聞いています。
楽譜は五線譜に音符ではなく、数字と起号ををつかって縦書きになっています。
楽譜がなかったので同じ曲でも流派によってすこしづつ違います。
今は楽譜が各流派によって売られていますが、今回の曲はまだ、譜本になっていませんでした。
代々の先輩から受け継がれた手描きの楽譜です。
先生がお弾きになるのを聞いて楽譜におこしたものです。
50年も前に書かれたものを受け継いできたものです。
今はコピーという便利なものがありますが、当時は手描きで書き写していたそうです。
…だからでしょうか。
書き写したものをまた書き写していくと伝言ゲームと同じで本来のものと違ってきてしまいます。
今回の楽譜もあちこち違っていて、先生がお弾きになる(もちろん、先生は楽譜など必要ありません)のと楽譜を照らし合わせて直すのが一苦労でした。
また、違っていたところを楽譜の上に書いて直したので、新しく書きなおさなければなりませんでした。
これも手作業です。
パソコンは役立ちません。

そんなこんなで、楽譜を出すと大変だったのが思い出されてそこで疲れてしまってさぼってしまいました。
でも、時間も迫ってきましたのでお稽古をしようと決心しました。
おそるおそる三味線をだしてみると、あ?あ…この天候不順のためでしょうか、皮が破れています。
諭吉さんがどこかに行ってしまします。
こんなことになるのなら、楽譜をだした時に三味線も出しておけばよかった…。

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