趣味はなんですかという不毛な問い


趣味は何ですか、と尋ねられるほどやっかいなこともありません。
なんとなく自分のことを探られている気もしますが、ひとつに限定したところでその種の人と自分を断定されたような気になってどうもいけない。
仮に1つに絞ることができたとしても相手にヒットしなければ会話は続きませんし、百歩譲ってヒットしたとしても妙な知識の探りあいで一向に仲良くなれる気がしないのは私だけでしょうか。
全くもってなんと答えたらいいのか突破口が分かりません。
趣味を持つというのは、自分の世界を広げると同義だと思っています。
本人が自覚していなくても、今まで知らなかった価値観を経験の中から見出したり、食ってはいけないにせよ、好きでその良さを尋ねられる前に自ら開示したくなるようなものこそが趣味なのではないでしょうか。
また、「趣味がいい」という表現もあります。
仲良くなるための導入ではなく、相手が自分を知った付き合いの上で感じ取ってもらわねばいけないところなのかもしれません。
普段の生活で趣味を尋ねられるときは、どうしてもこの人は人に興味が無い、あるいは自分と仲良くなろうとしているけど、流れの中でうまくコミュニケーションを進められない不器用な人なのだという得も言えぬ感覚に陥ってしまいます。
趣味という言葉で自分も相手も縛られてしまうのは、どうも自分の趣味じゃないですね。

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