架空の物語の君と


私の趣味は小説を読むこと。

読書の魅力に取り憑かれてからは、一日に何冊も本を読み耽りました。

秘蔵コレクションも何冊も集めたりして、読むだけじゃない楽しみも味わいました。

本はそういう楽しみもあっていいですね。

頭が読書派にシフトしてから、実際に自分が生活している環境も特殊に見えるようになりました。

そういえばこの間、変わったことがあったんです。

はじめて会ったその人。

特別な出会いなんかじゃない、普通すぎて通り過ごしてしまうくらい、普通の人。

それなのに、その人と話していると「あれ、この人会った事あるような」と思わされたんです。

不思議な人だな、と思ってはその理由を考えていました。

その人と話すたびに、あれ、あれ、という気持ちが重なります。

しんしんと小さな合致が重なったある日。

やっとそのデジャヴの正体が分かりました。

私が会ったのはこの子じゃなくて、この子によく似た本の主人公だった。

謎が解けたとき、呆然としてしまいました。

現実にはいない架空人物を人に重ねてみるほど自分は本に魅せられていたのかと、少し恐ろしくなりました。

けれどその日からも、読書は習慣のように続きました。

しばらく時間もたった後。

その人が私に影響されて読書に目覚めたのだと教えてくれました。

共感できるって素晴らしい。

それからはもっともっと読書が楽しくなりました。

そのうち、彼女にそっくりな主人公の本を読んでもらおうと思います。

このお話もちゃんとして。

ひかれちゃうかもしれないけれど。

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