十数年の時を経て再会したぬいぐるみ


子どもの頃、ぬいぐるみを友達のように思って大切にしていた人は多いと思います。
特に、女の子はぬいぐるみが好きな子が多いでしょう。
私も、子どもの頃には大切なぬいぐるみをいくつも持っていました。

子どもの頃には宝物のぬいぐるみも、成長するとそれまでのように感じられなくなり、気付くと手元に残っているぬいぐるみの数が少なくなっていたり、ぬいぐるみというものを持たなくなってしまいます。
私も成長してからは、子どもの頃のようにぬいぐるみを集めることもなくなりましたが、それでも思い入れのあるぬいぐるみはどうしても手放せませんでした。
大学進学を機に実家を離れる時には新居にぬいぐるみを持っていくわけにもいかなかったので、子どもの頃に大切にしていたぬいぐるみは一つのケースにまとめて実家の押入れの奥に片付けました。

それから数年が経ち、私は恋人から小さなぬいぐるみをもらいました。
けれど、そのぬいぐるみを見たことがあるような気がしてならず、不思議な気持ちになりました。
後日、実家に帰省した際に「もしかして……」と思いながら、数年前に片付けた切りのぬいぐるみのケースを開けてみると、そこには恋人からもらったものと同じぬいぐるみがありました。
偶然にも恋人は、亡くなった祖父が昔私に買ってくれたぬいぐるみと同じものをプレゼントしてくれていたのです。
こんな偶然もあるのか、ととても驚きました。
そして、これも何かの縁だと思って、恋人から貰ったぬいぐるみと祖父から貰ったぬいぐるみを今は部屋に並べています。

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