中国のお土産で、「白酒(パイチュウ)」を頂きました。
日本でいう焼酎なのですが、全く違う飲み物でした。
まずはその度数、45度もあります。
気が付かずにコップ1杯注いでストレートで飲んでしまい、喉から火が出ました。
中国では、乾杯には白酒を使い、小さいグラス(小酒杯)で一気に飲み、杯を傾けたり逆さにして底を見せ、飲み干したことを示す習慣があるそうです。
50度以上の高度酒もあるそうで、出張で海外に行かれた方とかが知らずに飲んでぶっ倒れてしまうそうです。
香りと味の種類によって香型という分類があり、
濃香型、醤香型、清香型、馥郁香型等があり、馥郁香型は日本でも「酒鬼酒」として有名です。
私が頂いたのは濃香型で芳香がとても強く、
酒蓋を壊して開けた瞬間に部屋中に香り、まるで花のアロマを何種類も混ぜたかのような、ワインのように上品な香りでした。
色は透明で白色ではありません。
中国では白酒の「白」は「透明」の意味なんだそうです。
お店でよく黄酒(ホアンチュウ)を見ますが、これはビールの様な褐色ですよね。
醸造したままで蒸留していないからだそうです。
ストレートでは大変でしたので、お湯で割ってみました。
最初は半々にしてみたのですが、味が薄いので水っぽく感じてしまい、あまり美味しくありません。
次にレモンを入れてみました。
すると、芳香が強いせいか、何だか混ざってしまい、香水をつけすぎた時のような気分になりました。
サイダーでも割ってみたのですが、今度はサイダーの味しか感じなくなり、白酒はストレートで飲むものなんだと感じました。
最近はあまり使わなくなった日本酒用の盃を用意し、ちょびちょび飲んでみました。
舌が痺れる感じがしますが、火が出る程ではなくなりました。
だんだん飲み慣れて来ると、サッパリとしたまろやかな味を感じるようになり、食事と一緒に楽しめる様になりました。
少しずつ飲むので中々なくならないのですが、今度は黄酒にも挑戦してみようと思います。
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