[ペットの思い出]田舎の猫はパートナー


最近、天気が良いとだんだん春が近づいてくるようでワクワクする。
私の実家は東北の田舎にある。コンビニなんてもちろんない。最寄りのコンビニまでは車で15分。学校は小中一緒。自然豊かで湧水なんかも沸いてたりする。家にはカモシカや狸が畑を荒らしにやってくる。地域の人たちは基本自給自足。米作りは当たり前。
そんな環境なので、大事にされるのが猫達だ。人柄も関係しているのか、基本動物に寛大だ。家でも代々猫を飼っていて、ねずみ退治係として立派に活躍している。うちの猫も自由奔放に生きているので、よその家の小屋やお蔵に勝手に出入りしている。現代社会では、そんなことがあればご近所問題に発展しそうだが田舎なら無問題。「お宅の猫ちゃん、いつもうちの小屋でねずみ取ってくれてるの。小屋にお米置いてるから、助かるわ。」まさか、感謝されるとは。猫の行き先が気がかりで、ハラハラしていたのが私が馬鹿みたいだ。
畑仕事に出かけると、猫もとことこ着いてきてくれる。草刈しながら、茄子やピーマンの木陰で休んでいる猫を見てニヤニヤしてしまう。お母さんと猫と三人で畑仕事をするのが、何とも言えない癒しになっている。あぁ、今日も我が家は平和だなあ、と。
田舎は、猫の捕まえてくる動物も規模が違う。雀なんて可愛いもんだ。うちの子は鳩を銜え引きずりながらやって来る。猫が動物を銜えてくる時は、飼い主の私たちに「ご飯」をあげるよ、ということらしい。まったくもって、気持ちだけで十分だ。私は叫びながら家中の扉・窓を閉め、絶対に猫を家に入れるものかと決意した。庭では、鳩の羽が無残に散らばりホラー状態。ライオンや虎と同じネコ科だという事実を思い知る。餌がなくても生きていけるのではないか?
キャットタワーなどなくても、木に登り放題。ねこのおもちゃは自然界に無限に存在している。のびのびと過ごしながらも、磨かれた狩りの腕でお仕事のねずみ取り。ペットを通り越して、パートナーのような存在。そんな田舎暮らしの猫。日向ぼっこしながら、また今年もにゃんこと畑仕事したいなぁ、にゃんこに会いたいなぁとほのぼの思う。雪解けが待ち遠しい。

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