[ペットの思い出]スギちゃん、ごめんなさい。


私は小さい頃からたくさんの動物を飼っていた。
犬・猫・鳥・ウサギにハムスターその他諸々…一番多い時では10種類以上いた。

まるで小さな動物園のような環境で育ったので、一人暮らしを始めた時に動物がいないことに違和感を覚えた。

何度も迷った結果、お給料日に近所のペットショップでハムスターを飼った。
子供の頃に飼っていた事もあるし、世話の仕方に不安はなかった。

好きな芸能人の名前をとって「スギちゃん」と名付けたハムスター。

最初の頃はマメに世話もしていたが、だんだんと疎かになるようになった。

スギちゃんを一人で置いたまま外泊する事も増えた。
ある日、久しぶりに帰るとスギちゃんは冷たくなっていた。
いっぱいにしているつもりだった餌が足りなかったのか、体調不良だったのに気付いてあげられなかったのか…。いずれにしてもハムスターの平均寿命に対して早すぎる死だった。
もっと、二人暮らしだという自覚を持たなければいけなかった。
いくら世話の仕方を知っていてもそれを実行できなくては意味がない。実家にいた時は母がフォローしてくれていたのだろう。
尊い命を自分のせいで亡くしてしまったと後悔は深まるばかり。

私なんかに飼われたばかりにと、スギちゃんに謝りながら小さくなった体を土に埋めた。

それ以降、私は二度と一人で動物を飼わない事に決めた。

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