いつかは弾ける日が来るかもしれない。


中学高校と吹奏楽部だったせいか、曲を演奏するのに抵抗はない、というより好きな私。
才能があるとかピアノが上手に弾けるわけじゃないのが悲しいところですが。

ピアノは小学校からずっと習ってましたが、バイエルを終えるのに6年近くかかりました。
好きだと言っても、そんなレベルです。

それであるとき、ふと思ったんです。
「自分の音楽の原点ってどこにあるんだろう?」と。

貧相な記憶を懸命に探って思い出していくと、ひとつの光景に行き当たりました。

幼稚園での運動会かなにかの場面です。
ちびっこ鼓笛隊みたいなのを組んで私たちは入場を待っている。
そんな光景です。

そこで私の前の子が持っていたのが、ベルリラという楽器でした。

ベルリラ。

たぶん聞いたことはないと思います。

自分でもうろ覚えすぎているのでネットで記憶を補完しますとですね、鉄琴の一種なんです。

普通はピアノの鍵盤のように横方向にして使う鉄琴を縦に置いて、それをまた垂直に手で持つようにして自分に向き合わせて使うのです。
もちろん手だけでは支えきれないので、首からストラップで吊り、同時に腰でも支えます。

うーん、分かるかな、こんな説明で。

すごく綺麗な形をしていて、なおかつ「ベルリラ」だなんて音、普段聞きませんよね? なのに「ベルリラ」という音の連なりのカッコ良さが気に入ったんでしょうね、何十年も経ったいまでも記憶に残っているんです。
それこそ音色なんて忘れてしまっているのに。

それにあと、これが記憶に残っている最大の理由だと思うのですが、私はベルリラの担当にはなれなかった。
だから羨ましさもあって、覚えていたのかもしれません。

このベルリラ(に対する羨ましさ)が自分が音楽というものに興味を持った原点なのかも、と記憶を探ったことで改めて感じました。

あの幼稚園、いまでも鼓笛隊をやってたりするのかな?
いつか、なにかのきっかけでベルリラに触れる機会があるといいなぁと、つい懐かしく思ってしまいます。

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ